水ロケット(ペットボトルロケット)の作り方

水ロケットとは

 

 

テレビ番組などでも時折登場しているので、水ロケットは案外誰もが知っている存在のホビーかもしれません。

 

これは水ロケットという呼び方の他にペットボトルロケットとも呼ばれているもので、簡単に言えば、ジュースや炭酸飲料などが入っていたペットボトルを活用し、この中に水と圧縮空気を注入し、弁となる飲み口から一気に開放させて、噴出する水と空気の反作用を推進力に飛行させるロケット模型ということになります。

 

日本では特にロケット模型などの火薬取扱いの法規制が厳しいのですが、これなら手軽にロケット模型の飛行が楽しめるということで人気となっています。

 

水ロケットでは本当のロケット推進エンジンとは違って、約200gの小さなロケット模型が圧縮空気の圧力で水を噴射するという安全な方法で飛ぶので、作用と反作用の力学的学習を行うにあたっても、非常に役立つ教材としてよく利用されています。

 

火薬を使用しないので火災の心配が無く、環境汚染の問題も無いので、実用面でも、例えば山岳地帯の電線敷設で尾根から尾根へ渡す架線作業等に利用されており、実際、架線作業においては「ウォーターロケット延線工法」を中部電力が導入し、ここでは約400mも飛ぶペットボトル2本で容量を増加した大型水ロケットも使用されているようです。このように、単なるホビーとしてだけではない機能が水ロケットの奥の深い点でしょう。